1962-12-22 第42回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
でありますから、地球観測年から宇宙観測年に切りかえて、十二カ国が相談をして、地球観測の状態をそのまま続けていって、そうして三十年間南極においてやろうというのが南極条約であって、何も南極観測は終わったから中止したということにはなっておらぬわけであります。
でありますから、地球観測年から宇宙観測年に切りかえて、十二カ国が相談をして、地球観測の状態をそのまま続けていって、そうして三十年間南極においてやろうというのが南極条約であって、何も南極観測は終わったから中止したということにはなっておらぬわけであります。
従って、この海洋とか南極とか宇宙空間、そういう特別な研究というのは、国際宇宙観測年を契機にしまして、新しくできた大規模な研究の機関だと考えます。別に国際的な約束とか、特別なものはございません。ただ、みんなが集まって国際的に協力しながらそういう方面の研究を進めていこうという団体でございます。
○齋藤(憲)委員 地球観測年から宇宙観測年に急テンポで進み、ソ連、アメリカが人工衛星の打ち上げに成功いたしまして、国会といたしましても、この急速な進歩について参りますにはよほど勉強いたさなければならぬのであります。とにかく、しろうとではなかなか了解に苦しむ分野に問題が展開して参っておるわけであります。
もともと第一次の宇宙観測年にあたります昭和三十一年でございますかに始めました一わけでありますが、それがきっかけでございますけれども、開始することそのことが諸準備が応急的なものであった。いわば恒久的な調査をするような態勢整わざるままにある程度危険を冒して出かけていったという点に無理が、ございまして、一手に輸送に携わっておりました「宗谷」も、もう大体老齢でございまして、危険性を感じられる。
これは地球観測年でやっておられましたものを今度宇宙観測年に切りかえていくわけでありますけれども、せっかく政府がこれまで努力して、また学界の皆さん方も協力してやってきたわけですから、これは当然継続されるべきではないか。
○前田(正)委員 これは今お話しのように本格化してやらなければならないということは私も賛成でありますが、今までの学界と協力せられた地球観測年というものを今度宇宙観測年として本格化するということなら、これは宇宙観測関係のものは科学技術庁関係の方が宇宙観測をやっておられる。
西堀越冬隊長にいろいろな話を聞きますと、日本が獲得いたしました昭和基地は、南極における最もすぐれた基地であって、ここに日本が足をとどめて南極の調査を総合的に進めていく、将来に対して非常に大きな国際的な力がここから生まれてくるのではないかというようなことを私も聞きまして、たとえ地球観測年が終わりましても、世界はあげて、今度は宇宙観測年に入っておるわけでありますから、日本も宇宙開発という建前から、こういう
もうちょっと具体的に言うと、宇宙観測年というのをきめて、臨時的なある一定期間観測するという方針で出発した。それが恒久的な計画で進んでいるのじゃないかというふうに思うのです。そうすれば、日本はどうするかという問題が起ってくると思うのですが、そういう意味で、アメリカやソ連等主要国のそういう計画、どういうふうになっているのか聞きたい。その資料を一つ。